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光もADSLも使えない地域のインターネット接続 [ネットワーク]

僕の実家は東北の田舎町なのですが、インターネット環境はすこぶる悪く、光は来ていないし、ADSLも基地局が遠くてNG、ケーブルテレビの回線もありません。それでインターネットに常時接続するにはISDNしかないという状況でした。NTT東日本にはWebでリクエストを出したのですが、なしのつぶて。実家で契約しているISDNでは理論値で64kbpsの速度しか出ないので、息子の写真や動画を送るにはCD-RやDVD-Rにデータを焼いて郵送するしかありません。

こういう田舎こそ、情報を得たり交換するためのインターネット接続環境が必要なのに、世帯数が少ないからか環境が整っていません。田舎にいるおじいちゃん、おばあちゃんが都会にいる息子や孫とインターネットを使ったコミュニケーションを取れるような環境をすぐにでも整備してほしいです。

そこで、かろうじて使えるNTT DocomoのFOMAを使ったインターネット接続に切り替えることにしました。人口カバー率100%をうたっているDocomoだけあってDocomoの携帯は使えます。さらに今はFOMA Hi-SpeedでMbitオーダの速度が出るようになっています。イーモバイルやSoftbankといった他のキャリアはエリア外で、Docomoのほかに選択肢がありません。

そこで目をつけたのが、BUFFALOのDWR-HP-G300NHという無線LANルータです。このルータはUSBポートが装備されており、ここにUSB接続のデータ通信用携帯端末をつなぐとその携帯端末経由でインターネット接続ができるという優れものです。このルータ、うちのような環境の人だけでなく1人暮らしで上京しているような人にもいいかもしれません。BUFFALOのホームページを見ると販売終了となっていますので、新機種の発売を期待します。

実家の父親にDocomoのL-05Aを定額プランで契約してもらい、インターネット接続をしました。その結果、ISDNに比べ桁違いのスピードが出るようになりました。新規契約だったのでプラスしてノートパソコンも3万円ほど安く買うことができたようです。これからは、僕が実家に帰っても自分のPCを使って無線LANでインターネットができるようになるし、何よりも無料ストレージサービスを利用して、息子の写真や動画をおじいちゃん、おばあちゃんに無料で送ることができるようになります。

万々歳のように見えますが、この方法、欠点があります。FOMAを使ったインターネット接続ではSkypeなどのVoice over IPを使った通信はできないのです。すなわち、テレビ電話がインターネット経由でできないのです(これがすごく痛い)。それから、僕の実家にはパソコンに詳しい人がいたから設定ができましたが、そうでないうち(そのほうが多いと思う)では、設定ができない、トラブルに対処できないなどの問題があります。まあ、今は電気屋さんで設定してくれますが。

そして、通信速度は光に比べると遅いし、携帯の電波状況によっては不安定になるので完璧ではありません。早く光通信のインフラが人口カバー率100%になってほしいです。



上記で紹介したDWR-HP-G300NHはAmazonでも取り扱っています。販売終了モデルなのでお早めに。

BUFFALO AirStation データカード対応 無線LANルーター DWR-HP-G300NH

BUFFALO AirStation データカード対応 無線LANルーター DWR-HP-G300NH

  • 出版社/メーカー: バッファロー
  • メディア: エレクトロニクス



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うん・・・

で?
by うん・・・ (2012-10-01 11:42) 

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