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Vine Linuxの思い出 [ソフトウェア]

Vine Linux

学生時代、Vine Linuxにはお世話になりました。実験データを裏付けるためのFortran計算プログラムを作成・コンパイル・実行するのにお世話になったのです。自分のPCはWindowsでした。そして計算には研究室にあったUNIX OS(今はなきDECのDigital UNIX)のワークステーションを使っていたのですけれど、何せマルチユーザ・マルチプロセスとはいえ1台しかなかったので誰かがちょっと規模の大きい計算を実行していればそれが終了するまで待たなければなりませんでした。

そこで、自分の自作PCにUNIX系のOSをインストールしようと決意したのです。ソースファイル作成にはEmacs(超高機能テキストエディタ)を使いたかったし、オープンソースのUNIX系OSならばコンパイラも無料で手に入りますので。そこで、いろいろなフリーのUNIX系OSを試しました。試したのは

・Free BSD
・Debian GNU Linux
・Red Hat Linux
・Turbo Linux
そして
・Vine Linux

でした。その結果採用したのがVine Linuxです。その一番の理由は日本語環境がしっかりしていたからです。TeXも勉強したかったということもあり、そうなると当時、日本語TeX環境が最もしっかりしていたのがVineだったのです。今でもそうだと思います。

当時はWintel(Windows & Intel)嫌いだったので、いっそ自分の持ってるPC(CPUはAMDのAthlonでした)はすべてLinuxにしてMicrosoft依存をやめようなどと考えていました。しかし、Microsoft Officeがないと他の人たちとのやりとりができないという悲しい現実がありましたので、サブのノートPCにはWindowsを残しました。当時、Libre Officeのような使えるオープンソースのオフィススイートがあれば、ホントにWindowsを捨てていたかもしれません。

ということで、Vine Linuxにg77コンパイラをインストールし、せっせと計算していたのです。

でも、大学を出てからは仕事上すっかりWindows、Microsoft Officeに頼りっきりになってしまい、Linuxからは遠ざかってしまいました。もうEmacsやシェルのコマンドも忘れてしまいました。でもあの時UNIX系OSを触った経験は、コンピュータの仕組みを理解するのにとても良い勉強になりました。
タグ:Vine Linux UNIX
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